TAKE OUT 03 AMARANTE

AMARANTE

リヨン駅とバスティーユ広場の間、我々の事務所atelier DOMAからも近い、小さな路地にあるビストロ『アマラント』。目指してやってこなければ、決して気づかない控え目な外観で、『Les Enfants du Marché』のシェフ生田政英さんが、パリでも指折りのオススメ店と教えてくれなければ、こんなに近いところにあるのに足を運ぶことはなかったかもしれません。

ア・ラ・カルトの料理の数々は、フランス料理好きであれば、垂涎もの。ホロホロ鳥のウッフ・マヨ、牛タンのカルパッチョ、バスク豚の自家製テリーヌ、骨から外したピエ・ド・コションのクルスティヤン、リ・ド・ヴォ、トリップなど、シェフはただ者ではない感が、メニューからも溢れます。それに、前菜、メイン、各10品ほどの提案という太っ腹で、料理を頼めば、シェフは出し惜しみしない性格なのか、量もたっぷり。そして、ザ・クラシックな料理なのに、繊細かつ洗練された味わいへの工夫はずば抜けていて、生まれつきの才能を感じてしまいます。トリップが苦手な人も、彼の料理であれば、美味しくいただけてしまうというマジック。下処理の確かさは見事です。シェフのクリストフ・フィリップさんは、MOFエリック・ブリファール氏のもとで働いていたと聞いて、納得。

レストランを開けるまでに始めたテイクアウトも、料理のバリエーションを限定にせず、お値段もリーズナブル。今まで通りのメニューを展開しているのにも驚いてしまいます。

DOMAがオーダーした本日のメニューは

ミニ・アーティチョーク

牛タンのカルパッチョ

ピエ・ド・コションのクルスティヤン

そしてじっくりと火を通した仔羊の腿肉とジャガイモのピュレ添え。

これぞ、エピキュリアンの食卓と、大満足です。

AMARANTE
4 rue Biscornet 75012 Paris  

07.67.33.21.25

年中無休、11:00〜15:00、18:00〜21:30